2007年9月 3日 (月)

■【私的銘酒考】 其の伍 「Pernod Absinthe(ペルノー アブサン)」

調べてみると「アブサン」というワードで検索をして、ここへ来る方が多いようでしたので、ここはひとつ、今日はアブサンについて書いてみます。

私が飲んだことがあるアブサンは、トレーネアブサン、アブサント、ハプスブルグアブサンのグリーンとレッド、ヴェルサント、そして今日紹介するペルノーアブサンです。
それぞれ味も違えば、白濁の具合も違いますが、共通するのは官能的な香りと、とろけるような甘み、そして突き抜ける爽快感です。
19世紀パリのカフェで芸術家や文学者たちがアブサンの杯を重ね、芸術談義に花を咲かせ、そして芸術に苦悩した。。。ゴッホ、ランボー、ヴェルレーヌ、ゴーギャン・・・皆がこの魔性の酒に憑かれたと云うことも頷けます。
僕も例に漏れず、アブサンの魔性に憑かれていると言っても過言ではありませんが、まだまだ偉大なる諸先輩方に比べれば・・・

今日のアイテムです↓

さて、数あるアブサンの中で何故ペルノーアブサンを紹介するかというと、
①流通量が多く手に入れやすい。
②価格も4千円くらいとお手軽。
③20世紀初頭にニガヨモギの中毒性を指摘され販売停止になった元祖アブサンの本家のブランドである。

以上の点からです。
色はうすーく緑がかった透明です。
甘ーいアニスの香りは好みが分かれます。アブサン(パスティス含)が嫌だという方の多くはこのアニスの香りがダメな方ではないでしょうか?
ストレートでの評価ですが、味は、口に含むとまず怒涛の如く強烈な甘みとアルコールの辛さ(度数は高いですよ68度です)が襲ってきます。そして終始甘味がありながらも、セカンドから後味には薄荷のようなすっきりとした感覚があります。
甘いのに辛い、甘いのにすっきり、でもやっぱり甘い!とても面白い味です。
そこが官能的な印象の所以でしょうか。

もちろんストレートで飲んでも良いのですが、お勧めは水orソーダ(やはりフランスなのでペリエ)割です。
しかし。ただ水やソーダで割ればいいわけではありません。
前述の19世紀のカフェで流行っていたらしい飲み方ですが、
①まずアブサンをグラスに注ぎます。
②グラスの口にアブサンスプーンを渡らせます。
※アブサンスプーン⇒穴がいくつかあいているスプーン

←こいつです。
③アブサンスプーンの上に角砂糖をのせ、角砂糖を溶かすように水またはソーダを注ぐ。
このときにペルノーアブサンは若干緑ががった乳白色へ白濁していきます。
④アブサン:水が1:5くらいのバランスがベストです。
こうして飲むと、アルコール度数が緩和され飲みやすくなるだけでなく、味や香りも適度に調整され非常に美味しく飲むことができます。

そして飲むシチュエーションですが、19世紀のカフェのようなデカダンな雰囲気も良いのですが、実は初夏の抜けるような青空の中BBQでもしながら飲んでもおいしいですよ。(T)

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2005年11月26日 (土)

■ギリシアのお酒【メタクサ】について

さてさて、相方(Y)がBARについて熱く語っておりましたが、
残念ながら訂正を行わなくてはなりません。
最後のBARにおける要素の一つであげた「珍しいお酒を頼みまくる~」という点についてです。
まったく失礼極まりない!
確かにちょっと馴染みの無いお酒を頼みましたが、珍しいとは何事ですか!
ちょっと知名度の低めのお酒を頼んだだけではないですか、
それをまったく・・・
閑話休題、
私のほうで昨日飲んだお酒、中でも今日は相方(Y)が絶賛しております【メタクサ】について紹介させていただこうかと思います。
さて、相方(Y)の文のなかで紹介されているように、このお酒はギリシアを代表するブランデーです。 
ギリシアと云うと【ウゾ】が有名ですが、もともと歴史の古い国ですし、古くからワインなどの生産も行われておりましたので、葡萄酒を蒸留して作られるブランデーなども多いのですよ。
イメージとしてはフランスの【アルマニャック】や【コニャック】あたりではなく、イタリアの【グラッパ】を想像してもらいえるわかり易いし近いと思います。
ギリシアブランデーの一般的な知識としましては、ペロポネソス半島産のサヴァティアーノ種の白葡萄が最適といわれており、主に単式蒸留機で蒸留された後、樽で熟成をさせ、
色がついてきたころに連続式蒸留機で作られたブランデーとブレンドされ完成です。
そして、【メタクサ】の特徴はブレンドされた後に、更に植物性エキスと甘味料を少々添加するところにあります。
これが飲み口の柔らかさと、ほのかな甘味、そして菫の花を思わせる薫りとなります。
また、【メタクサ】はスピロス・メタクサが、アッティカ地方のブドウ園を買収してワイン生産をはじめ、ほどなくしてから、アテネ市の西に位置する、港町ピレウスに蒸留工場を建て、ブランデー生産にも乗り出したのが始まりです。
そして1888年にメタクサ・ブランデーが発売され、ギリシャ王室御用達となり。
2年後の1890年にはロシア皇帝御用達となります。
同時にロシアのオデッサに第2蒸溜所を建設。ついで、5年後の1895年には、トルコのコンスタンティノープルに第3蒸溜所を建設。
19世紀末に於ける、東欧圏最大の蒸留業者となりました。
しかし、20世紀前半の2度にわたる世界大戦は同社の事業に大きな打撃を与え、
第2次世界大戦終了時に同社の手に残ったのは、
本拠ピレウスの荒廃した蒸留工場だけでした。
しかし同工場には40年以上熟成の古酒が残っていたので、
それを原酒にして素早く立ち直ることが出来たという歴史も持ちます。
飲み方のお勧めは、もちろんストレートですね。
お酒の弱い方は同量程度の水で割って飲んでも良いのですが、
出来るだけジュースのようなものでは割らないほうが良いと思います。
ブランデーグラスに適量を注ぎ、手の熱でゆっくりと温めながら、
グラスに内に薫りを滞留させ、なめるように飲みます。
そして口一杯に広がる花のような薫りを楽しむというのが一番だと思います。
味も薫りもしっかりとした厚い酒質なので口に含む量は少量でかまいません。
時間をかけてゆっくりと楽しみたいお酒ですね。
おつまみはビターなチョコレートが良いかな。
ちなみに一概に【メタクサ】といってもこれは社名なので様々なブランデーがあります。
なかでもお勧めは、

メタクサ オリンピア リザーヴ 12年700ml 40度 箱付(Metaxa Grand Olympian Reserve ...

メタクサオリンピアリザーブ
こちらは比較的手に入りやすいスタンダードなものです。

メタクサ・グランド・フィーヌ

メタクサグランドフィーヌ
古代オリンピックに使用された壺(オーナメント)思わせる、植物文様が美しい陶製容器入りで、40年熟成の古酒を使った高級品であり、同社の名声を確立するのに貢献した銘酒です。味はリキュールに近く、濃厚で深みのある味わいが特徴ですね。残念なことに現在生産されていないので流通在庫を探すしかないのですが・・・(T)

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2005年11月10日 (木)

■フランスはアルプスの麓シャルトリューズ修道院伝統のリキュール

私の甘いお酒好きはブログを読んでいただけるとわかると思いますが、今日紹介するものも、食後酒に最適な香草リキュールです。
【特売中】シャルトリューズ ヴェール 緑 VEP 1000ml 54度
【特売中】シャルトリューズ ヴェール 緑 VEP 1000ml 54度
このシャルトリューズはフレンチアルプスの中のラ・グランド・シャルトリューズ修道院で作られており、そこでは味を決定する香草・ハーブの調合が選ばれた3 人の修道士によって行われています。
そしてなんと、ハーブの調合のレシピはその3人以外は誰も知ることができない秘密なんですよ!
所謂門外不出のレシピってやつです。
ちなみにヴェールはフランス語で緑を意味して、
他には黄色を意味するジョーヌという品もあります。
ヴェールのほうがスパイシーでハーブの香りも豊かに感じられ、
さわやかで心地よい余韻を長く楽しめ、ジョーヌはヴェールより繊細でソフトな風味を持ち、蜂蜜の香りに特長があります。
そのまろやかな風味ゆえに“リキュールの女王 ”と称されています。
そしてVPEと普通のがあるのですが、
違いはVPEは大樽で8年寝かせて、熟成させているんです。
だから味がまろやかで深みがある仕上げになっております。
私はオンザロックやソーダ割で飲むことが多いのですが、
カクテルなどにしても美味しいと思います。
でも出来ればお酒本来の味を楽しみたいので、
あまり混ぜ物はしないで飲んだほうが良いかな。
あと変わった飲み方としては、角砂糖にお酒をしみこませて齧るなんていうのもあります。
基本が50度くらいと強いお酒なので、そういった飲み方(食べ方?) をするのかもしれませんね。
ちなみに他のシャルトリューズは以下のようになります。
(Chartreuse V.E.P. Liqueur(Yellow))【特売中】シャルトリューズ ジョー
ヌ 黄 VEP 1000...
(Chartreuse V.E.P. Liqueur(Yellow))【特売中】シャルトリューズ ジョーヌ 黄 VEP 1000...

シャルトリューズ ジョーヌ (黄) 700ml 40度(Chartreuse Liqueur Fabriquee
)
シャルトリューズ ジョーヌ (黄) 700ml 40度(Chartreuse Liqueur Fabriquee )

シャルトリューズ 1605
シャルトリューズ 1605

シャルトリューズ ジェネピ
シャルトリューズ ジェネピ

スパイシーでミント風味シャルトリューズヴェール(緑) 700ml 55度
スパイシーでミント風味シャルトリューズヴェール(緑) 700ml 55度

一般的にはヴェール、ジョーヌが手に入りやすいですし、最近は3~4000円くらいで買えるので、一度試してみると良いと思います。
気に入れば次はVPEを飲んでみてください。
好みが分かれるお酒ですが、嵌る人は本当にどっぷり嵌っちゃいますよ^^(T)

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2005年11月 3日 (木)

■魔性のお酒 【アブサン】

さてさて、
これまでは比較的これまでは普通のお酒のお話をしてきましたが、
今日は僕の中で【ウィスキー】と双璧をなすお酒【アブサン】のことを書きたいと思います。
この淡緑色の液体は得も知れぬ魔性を孕んでおりまして、
有名なところですとフランスの夭折の天才詩人ランボウや、
狂気の画家ヴァン・ゴッホが愛飲したことでも有名ですよね。
また【アブサン】の原料である「ニガヨモギ」に中毒性がある物質が含まれているということもあり一時は発禁になっていた曰くつきのお酒です。
その代用品としてペルノーやリカードなどがありますが、
まさにこちらの【パスティス】はフランス語で代用品の意味となり飽くまで【アブサン】の代用品でしかないんです。
これまで発禁になっても主に東欧などで細々と密造されていたのですが、このほどWHOにより実際はそれほど強い中毒性がないということで、最近は過去のレシピに近い物が販売されるようになりました。代表的なものを上げると
ペルノー・アブサン
ペルノー・アブサン

ハプスブルグ アブサン レッド 85度(Hapsburg Absinthe Red)【0509スペ
シャルセール】
ハプスブルグ アブサン レッド 85度(Hapsburg Absinthe Red)

アブサント 55 【11月の特売品】
アブサント 55

トレーネ・アブサント・プレミアム
トレーネ・アブサント・プレミアム

などがあります。僕が愛飲しているのが ペルノーアブサンです。
こちらは【パスティス】で有名なペルノー社の製品で往時のレシピに比較的忠実に再現されていると云うものです。
お勧めの飲み方は5:1の水またはペリエ割!!
なんといってもこれが最高です。
暑い季節などに氷を浮かべ、
キンキンに冷えたアブサンのペリエ割なんかを飲むと・・・うんうん^^涎
幸せに酔っ払い事間違いなしです。
それに、もしかしたらランボウのような詩やヴァン・ゴッホのような絵が綴れるようになるかもしれませんよ(^0^)
ちなみに相方(Y)もアブサンで酔うとなんだか幸せな酔いをすると言っていました。
飲んで陽気になれて、幸せを感じられるって凄く素敵なことですよね。
お酒に酔うとはそうありたいものです。
まちがっても味がわからなくなるまで飲んだり、他人に迷惑をかけるような飲み方はしちゃ駄目ですね^^大人なのですから大人の飲み方でかっこうつけましょうね^^(T)

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